手作りしたい!リースの作り方に関するお悩みにプロがお答え
リース作りに興味があるけれど、なかなか一歩が踏み出せない方へ。
リース作りに関するお悩みとその答えをQ&A方式で一挙にご紹介。
お悩みにお答えするのはワークショップ講師として述べ200人以上にコーチングしてきたフラワーデザイナーのyoko先生。もしかしたら、あなたが思っていた疑問も載っているかも?
■もくじ
1.ドライフラワーのリースの作り方について
2.かすみ草のリースの作り方について
3.結婚式用のリースブーケを作りたい
4.おしゃれなクリスマスリースを作るには?
5.子どもとクリスマスリースが作りたい!
6.手軽にフラワーアレンジを習うには?
7.まとめ
1. ドライフラワーのリースの作り方について
Q.ドライフラワーのリースの作り方について教えてください。
家族から誕生日に花束をもらいました。とても綺麗で嬉しかったので、花束の花を使ってリースを作りたいです。
その場合、生花のままリースを作って乾燥させればいいですか?それとも、一旦ドライフラワーにしてから作るのでしょうか?
ちなみに、リース作りは初めてです。よろしくお願い致します。
A.まず気をつけるべきことは、花には「きれいにドライフラワーになる花」と「きれいなドライフラワーにならない花」の2種があるということです。
ドライフラワーに向いているお花と向かないお花は、以下の例を参考にしてください。
▷ドライフラワーに向かない花
[特徴]
・水分が多い
・色が変色しやすい
[花の種類]
・ユリ
・サクラ
・菊
▷ドライフラワーにしやすい花
[特徴]
・水分が少ない
・色が退色しにくい
[花の種類]
・バラ
・ラベンダー
・かすみ草
・スターチス
・千日紅(センニチコウ)
・ミモザ
・ユーカリ
また、生花のままリースにするか、ドライフラワーにしてからリースにするかは、どちらでも大丈夫なのですが、初めて作る方でしたらまずはドライフラーにしてみてどのお花がドライフラワーになりやすいのか確認してみましょう。
花束を貰って嬉しい気持ち、とてもわかります。貰った時の気持ちをできればそのまま、ずっと残しておけたらいいなと思いますよね。
まずはドライフラワーにすることから初めてみましょう。上手にドライフラワーになったらそれをリースにつけてみてはいかがでしょうか。
ドライフラワーを作るときに読んでおきたい記事はこちら。
ワンランク上のドライフラワーのリース作りはこちら
→紫陽花(あじさい)で作る洗練されたドライリースワークショップ
2. かすみ草のリースの作り方について
Q.かすみ草のリースを作ってみましたが、うまく作れませんでした。
かすみ草を小さな束にして、百均のリースベース刺して、グルーガンで接着する方法で作りました。ただ、
・リースベースにかすみ草がうまく刺さらない
・間が空いて、まばらになってしまう。
・グルーガンの接着部分が汚くなってしまう
という感じで、あまり綺麗には仕上がりませんでした。
綺麗に仕上げるにはどうしたらいいですか?
A.ご質問ありがとうございます。
かすみ草のリース、とても可愛いですよね。
ご存知の通り、かすみ草は枝が細く、たくさん枝分かれして先端に小さい花がついているのが特徴のふんわりとしたお花です。
ただ、ふんわりとしている分、花の隙間や枝の隙間が意外とあいていて、リースに仕立てるとベースが見えてしまいやすいお花なのです。
お花の量によっては、まばらになってしまうのはある意味仕方がないとも言えます。
webサイトで見かけるかすみ草のリースのように、かすみ草だけで作りたい場合、花と花の間をさらに埋めていく必要があり、とてもたくさんのお花が必要になります。
また、どこからみても花が見えるようにしなければいけません。
ベースの側面に挿すときは花を横に倒して、リースの上面に挿すときは花をしっかり立ててというように、枝の角度をしっかり変えて挿していきます。
リースベースに挿していく方法なら、グルーガンは使わなくていいように、リング型のオアシスを使うか、細かい枝でできたリースベースを使いましょう。太い枝でできたリースベースは向いていません。
ひとつひとつ角度を変えてお花を刺していくのはとても根気がいる作業なので、簡単にはできないかもしれません。
ちょっと難しそうだな・・と思ったら、他の種類の大きめのお花とかすみ草を混ぜて作る方法から初めてみてはいかがでしょうか。
これからも色々な花材でリース作りにチャレンジしてみてくださいね。
3. 結婚式用のリースブーケを作りたい
Q.結婚式用のリースブーケを作りたいのですが、作り方がいまいちわかりません。
円周が大きめのツルのリースベースに、ベースの4分の3をプリザーブドフラワーで埋めるような形で作りたいです。
お花はいくつかパーツを作ってリースにのせるのでしょうか??
A.人気のリースブーケ、作ってみたいですよね。
リースは切れ目のない円の形が永遠を意味するそうなので、結婚式にはピッタリのアイテム。せっかくだから自分で作ってみたいという方も多いと思います。
作り方としては大きめのお花をメインに、中くらいの花をバランス良く置き、その間を小さいお花で埋めて、葉っぱで花を引き立て、止め方はグルーガンやワイヤーで・・・といっても、文字では中々お伝えしにくいポイントがたくさんあります。
4分の3にお花を配置し、4分の1はベースのままにするというデザインの場合、主役と脇役のバランスが肝になり、1周ぐるっと配置するリースよりもデザイン的な要素が強くなるので、初めての方には少しハードルが高いかもしれません。
晴れの舞台のアイテムで失敗してしまうと、結婚式へのモチベーションが下がってしまう・・なんてことは避けていただきたいので、できればリースブーケを教えてくれるレッスンなどで作ることをお勧めします。
理由は、もしうまくいかない部分があったとしても、先生がしっかりリカバリーしてくれるからです。
プロに丸ごと発注してしまうのがやはり見栄えは一番いいですが、きっと、ご結婚へのワクワク感を胸に、心の準備をしながらご自身で作られたいんだろうなと思います。
プロが教えるレッスンで作れば、クォリティもある程度担保されながら自分で作った満足感も得られますし、花材などの道具もしっかり用意されているので、足りなくなることもなく最後まで作り上げられると思います。
もし、どうしてもご自身だけで作ってみたいと言う場合でも、やはり一度、プリザーブドフラワーやドライフラワーのリース作りに参加されてみてください。
一度経験することで、工程や気をつけるポイント、作り方のコツなど、わかることがたくさんあると思います。
ぜひお好みのリースブーケで、素敵な結婚式にしてくださいね。
結婚式向きの花言葉を持つお花はこちらにまとめてあります。
→ジューンブライド-6月の結婚式に人気の花11選&装花の頼み方
ぜひご参考に。
4. おしゃれなクリスマスリースを作るには?
Q.個性的でおしゃれなクリスマスリースを作りたいです。
昨年クリスマスリースに挑戦してみましたが、ヒイラギの葉っぱとヒイラギの赤い実、松ぼっくりという素材で作ってみたところ、ありきたりな感じになってしまいました。
個性的なクリスマスリース、かわいいクリスマスリースを作るにはどんな素材で作るのがオススメですか?
A.リースといえばやっぱりクリスマスリース、ですよね。ヒイラギも松ぼっくりもとてもクリスマスらしいアイテムですね。
オススメの素材は、本物のコニファーです。
コニファーというのは針葉樹の総称で、クリスマスリースによく使われるものは、ヒムロ、モミ、ヒバ、ブルーアイス、ブルーバードなどがあります。
クリスマスリースは、造花で作る方もいらっしゃいますが、生のコニファーは香りがするものが多く、爽やかな澄んだ香りがとても人気です。まるでアイスランドの森の中のような清涼感のある香りに包まれながらリースを作るのはとても気持ちがいいもの。
グラネットコレクションのクリスマスワークショップでも、本物のコニファーをたっぷり使うので、毎年とても好評いただいております。
もし今年もお作りになられるようでしたら、ぜひ、本物のコニファーをたくさん使って作ってみてくださいね。
昨年おワークショップの様子はこちらからご覧いただけます。
→東京で人気のハンドメイド教室|クリスマスリース作りイベントレポ
5. 子どもとクリスマスリースが作りたい!
Q.小学校低学年の子どもがクリスマスリースを作ってみたいと言うので、挑戦させてあげたいです。
もちろん大人も手助けしますが、子どもでも作れるリース、できれば見た目は本格的なもので作っていたいです。
子どもでもできる本格的なクリスマスリースの作り方を教えてください。
A.お子様とクリスマスの準備をするのはワクワクしてとても楽しいですよね。
子どもでもできる本格的なクリスマスリースですが、お母様お父様がご経験がないと、ご自宅で本格的なクリスマスリースを作るのは少し大変かもしれません。花材の付け方や、構成の仕方など、ある程度わかっていないと材料が無駄になってしまうこともあり得ます。
材料の調達にもそれなりにお金がかかってしまうので、できれば、お子様と一緒に参加可能なクリスマスリースワークショップへご参加されることをオススメします。
グラネットコレクション のクリスマスリースワークショップでもお子様と一緒にご参加いただけますので、お近くでしたらぜひご利用ください。
6. 手軽にフラワーアレンジを習うには?
Q.お花がお部屋にいつもある暮らしに憧れています。
ただ、お花やさんでお花を買うにしても組み合わせを自分で選んでみたいのですが、どう合わせれば素敵に見えるかがわかりません。
お花のセンスを学べるレッスンに通うか考えていますが、毎週ずっと通うのはちょっとおおごとだなと思うので、何回か通ったら卒業できるようレッスンがいいなと思っています。平日は仕事なので、土日に通えるようなレッスンはありますか?
A.ご質問ありがとうございます。
グラネットコレクションでは、リースやスワッグ、ハーバリウムといった植物インテリアの作り方が学べるワークショップを開催しています。
このワークショップは1回完結型です。毎回申し込んでいただく形にはなりますが、お好きなインテリアの時だけお申込みいただいて作っていただけるので、費用も無駄にならないかと思います。
お花は自然のものなので、冬と春では花材が全く異なりますし、生花のアレンジとドライフラワーでは、できることも違ってきます。
それぞれのワークショップごとに、お花の組み合わせ方やインテリアの作り方をポイントを抑えて丁寧にアドバイスしていくので、毎回新鮮な学びが得られるかと思います。
開催日は、土日祝日開催が多いので、ぜひ一度ご参加ください。
開催情報はLINE@にご登録いただけますと、最新情報を素早くお受け取りいただけます。
■まとめ
・リースにする前にドライフラワーにしても、リースにしてからドライフラワーにしてもどちらでもOK
・ただし、お花によって綺麗なドライフラワーにならないものもあるので注意
・初心者の方はカスミソウに他の花材を混ぜて作るリースから挑戦を
・リースブーケはプロに教わりながら作ろう!
・おしゃれなクリスマスリースを作るなら、”コニファーたっぷり”のリースがオススメ
・ワークショップでお子様と本格的なクリスマスリースを作ることができる
・グラネットコレクション のワークショップ情報はLINE@で受け取ることができる
リースのバリエーションや作り方のステップが知りたい方は
→ナチュラルリースの作り方!季節の手作りリースデザイン21選
も参考にして、自分がどんなリースが作ってみたいか、イメージしてみると良いかも。
その季節だけの旬なリースはタイミングを逃すとまた一年後まで待つことに。
やってみたい!と思った時がリースの作り時。どんどんチャレンジしてみよう!