満足度100%!!ドライフラワーの蝶々が羽ばたく夏休み。
草花でdrawingワークショップ開催レポート@3331 Chiyoda Arts
『草花でdrawing』ってなに?
植物が、絵の具に。
『草花でdrawing』は、自然の美しさを体験するキッズ・ファミリー向けのワークショップ。
色鮮やかなドライフラワーやプリザーブドフラワーを使い、半立体の塗り絵のように制作していく。紙に薄く描かれたガイド線に沿って、花や葉・枝・茎など自然の色彩を置いていくと、そこには美しいモチーフが現れる。
植物と触れあいながら素敵なインテリアアートができ上がるワークショップだ。
普段は法人向けワークショップとして展開しているコンテンツだが、今回は特別に、夏休みスペシャルとして、千代田区にあるアート施設「アーツ千代田3331」にてGlanet collection主催で開催した。
材料は、植物のみ!
今回はカスミソウを中心に、ミモザや麦など、様々な花材をご用意。
目玉の花材は「スターリンジャー」。
フワフワした丸い形が特徴的で、ドライフラワーやプリザードフラワーなどでよく使用されている今人気の花材のひとつだ。
作業用アイテムは、はさみ、木工用ボンド、絵画用ボード。
どれもキッズには馴染のあるアイテムで使いやすい。
ARTプロデューサー、edo maiのキッズ向け講義
今回の講師はGlanet collectionのART担当、edo mai。
講師「みなさんこんにちはー!」
子供たち『こんにちはーー!!!』
外は暑くても、みんな元気!
講師「まず最初に、今回のモチーフの蝶々の写真があります。こちらをよーく見てください。」
子供たち『・・・。(真剣に見る。)』
講師「次に、みんなの所にある、このカスミソウという植物。この植物をよーく観察してみてください。」
子供たち『・・・・・・・・。(やはり、真剣に見る。)』
講師「では〜、今見た蝶々と、植物に、”似ているところ” あったのわかった人、いますかー??」
子供たち『・・・・・・・・・・・・?!!!! あ、わかったー!!!!』
講師「どこが似てたー?」
子供たち『枝のとこと、羽のもようのとこ!!!』
そう。今回はカスミソウの華奢な枝を、蝶々の羽の筋模様に見立て、枝の形を利用しながら蝶々の羽を制作していく。
植物も蝶々も自然のもの同士。よーく探すと、不思議と似ている部分が見つかるものなのだ。
蝶の羽の筋を描くことで、蝶々の特徴である羽の薄さ、軽やかさを表現することができる。
子供たちには、”観察から見立てを行い表現にする”というステップを、できるだけ自然に体験してもらえるよう、問いかけから今回のワークショップがスタートした。
私の蝶々はどんな色?
まずは仮置き。
いろとりどりの花材、蝶々としてどうはばたかせるか、
試行錯誤してパズルのピースのように置いてみる子供たち。
オススメの並べ方を案内はするものの、子供たちはどんどん自分のやり方を編み出し、自由に、自分だけの蝶々を作り出していく。
いつも思うことだが、子供の感性は本当に豊かだ。
大人の方は、倍の大きさの蝶々なので、かなりのやりがいがある。
蝶々の繊細な羽をどう表現したらよいのか。大人は大人で悩む悩む。
自分のイメージをできるだけキャンバスに落とし込もうと、大人も必死だ。
はばたけ蝶々!
イメージした蝶々ができたら、植物にボンドをつけて、ドローイングするようにボードに植物をつけていく。
ドローイングと言っても、鉛筆や筆を使わない、全て素手での作業。
こんなやり方でもお絵描きできるんだ!
発見とワクワクでどんどん熱中する子供たち。
こんな機会、ここでしか味わえない。
見て見て!私の蝶々!
羽を貼り付けたら、お腹と触覚に見立てた植物を貼って、自分だけの蝶々の出来上がり!
どれも世界に二つと無い、個性的な作品ばかり。
自分の作品をぱちり。
GCのワークショップでは毎回登場するフォトブース。
今回は夏を感じる麦わら帽子と犬のぬいぐるみを沿えてお披露目。
総合満足度、過去最高の100%。
キッズ・ファミリーのご参加が多かった今回のワークショップ。
アンケートの総合満足度の欄では、ご回答いただいた全ての人に「とても満足」のご回答をいただき、開催した私たちが最後に感動させていただくという結果に。
制作の最後、余分な葉っぱを取り除き、真っ白なキャンバスに自分の作った蝶々がくっきりと姿を表した瞬間、その時の子供たちの満足そうな顔は、何にも変えがたい忘れられない瞬間となった。
植物の美しさを知ってもらえる時間、植物で楽しむ時間は、小さな感動を生みTOKYO 5% GREENへと繋がっていく、そう感じることができたワークショップだった。
TEXT BY MAI
二児の母。トマトを育ててます。