【期間別】留守中も安心、留守中の水やり方法。少しでも長く水を保たせるコツも
旅行や出張で家を空けるとき、心配になってしまうのが大切な植物への水やり。今回は留守にする期間別に、水やりの方法を解説していく。
2〜3日留守にする場合
ほとんどの植物の場合、2〜3日留守にするだけなら出発前にいつもよりたっぷり水を与えればOK。
日向に置いておくと水の蒸発が早くなってしまうので、屋内なら窓から離れた場所、屋外ならなるべく陽の当たりにくい場所に移動させておく。
サボテンや多肉植物、ハーブ類は比較的乾燥した土を好むので、特に対策せずいつもより多めに水をやるだけでも大丈夫。
真夏は水の蒸発が早いので、水が豊富に必要な野菜やバラなど繊細な草花は、下の項目を参考に5日以上留守にする場合の対策を取ると安心。
5日〜1週間程度留守にする場合
5日以上家を留守にする場合には、市販の差し込み式の水やりグッズがおすすめ。
水が入った容器を土に差し込んでおくと、給水弁などで量を調節して自動で水やりをしてくれる。
ペットボトルに差し込み口を取り付けるタイプや、素焼きのボトルから水が自然に染み出してくるタイプがある。
サイズによっては20日ほど保つものもあり、見た目がお洒落なものもあるので普段忙しくて頻繁に水やりできない方にもおすすめ。
差し込み式の水やり機は、100円ショップやホームセンターなどで購入できる。
1週間以上留守にする場合
一週間以上の長期間留守にする場合には、毛細管現象を利用した水やり機がおすすめ。
毛細管現象とは、細かな繊維が水面よりも高く水を吸い上げる仕組みのこと。
これを利用すると大きな容器から徐々に水を吸い上げることができ、その先をプランターと繋げておけば自動で長期間水やりができる。
ホームセンターなどで市販のグッズも販売されているし、麻紐とストローがあれば家庭で簡単に手作りもできる。
作り方は、麻紐をストローの中に通し、プランターと水の入ったボトルを繋げるだけ。
ストローの先端は土の中に挿し、麻紐はボトルの底まで届く長さにしておくこと。
水やりができる期間はボトルの大きさによるので、1週間以上留守にする場合は2リットル以上の大きな容器を用意しておこう。
水を少しでも長く保たせる方法
上記の方法にプラスして、少しでも水を長く保たせ、土を乾燥させない方法をご紹介。
まず、プランターの下皿に水を張っておいたり、プランターの下に濡れタオルを敷いておく方法。
土の底面から常に水を取り入れることができるので、長期間留守にする場合は給水機にプラスして行っておくと安心だ。
ただし下皿に水を張る底面給水は、乾燥を好む植物の場合は根腐れを起こしてしまう可能性もあるので注意。
また、赤玉土や水苔を入れた鉢を用意して普段の鉢の外側から二重に重ねると、土の温度上昇と水の蒸発を防いでくれる。
土の表面をプラスチックフィルムなどで覆うマルチングも、水の蒸発を防ぐ方法のひとつ。
普段窓際など乾燥しやすい場所に植物を置いている場合、バスルームなど日が当たらず湿度が高い場所に移すのも効果的だ。
自宅にある植物が好む環境に合わせ、これらの方法と留守中の水やり方法を組み合わせてみよう。
これらの水やり方法は、もちろんどうしても頼れる人がいない場合の対策。
近くに頼れる家族や親しい友人がいる場合は、水やりをお願いして出掛けるのがもっとも確実だ。
特に大切な植物は、園芸店で預かりサービスを行っている場合もあるので、近くの店舗に問い合わせてみよう。
旅行から帰ってきた時、萎れた植物の姿が目に飛び込んできてしまっては楽しい気分も台無し。
長期間家を留守にする時は、必ず対策をしてから出かけよう。
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