永続する美の追求 ドライフラワー
「美しさは一瞬で終わるもの」そんな昔の考えからはそろそろ解放されよう。
生花からドライへと変化する美しき過程。この観察時間は私の至極のご褒美タイム。
街中で飾られ身近になったドライフラワー
今やドライフラワーの活躍場所は広い。
その綺麗な美貌と存在感を街中の雑貨店でよく見かけるようになった。
自らの美しさで他を引き立てる事への生きがいーそんなものを洋服屋さんのディスプレイに佇む姿から感じ取れるのだ。
街中の店の窓から見える機会が増えるとともに、身近に感じるようになったドライフラワー。
その作り方は意外にも簡単なようだ。
ドライフラワーに向いているお花、向いていないお花の条件と種類
水分が少ない事。
これがドライフラワーに向いている条件。残念ながらチューリップやヒヤシンスは向いていない。水分が多く含むからだ。
水分以外にも目を向けてみよう。ドライフラワーは乾燥させて作る。だから風通しの良い造りのお花は適している。お花の小さいかすみ草やスターチス、花びらの多い紫陽花。
これらは向いているといえるだろう。
ドライフラワーにする際のポイント
「枯れてきたからそろそろ」これは間違い。ドライフラワーへの変貌させ時を、皆誤解している。
実はどんなお花も生花の一番美しい時に行うのである。お花が綺麗に咲いたら、周りについている葉を落とし逆さにして吊るそう。
吊るす場所も大事。直射日光の当たらない乾燥している所を選んで。
お花にもよるが、乾燥させる期間は一週間から10日ほど。
それぞれのお花に合わせて細かなポイントがある。
紫陽花は少し手で広げて乾燥しやすく。バラは、満開になってからだと花びらの落下が懸念される。それを防ぐ為にもふわっと少し咲いてきた蕾の頃を使おう。
一本の茎にお花がいくつかついているスプレーバラはお花が小さくおすすめだ。
忘れてはいけないのが、ユーカリなどの葉物。新鮮なうちに花束のように束ねておこう。
その状態で吊るすと、ほら!空間を仕上げるインテリアの一部になる。
もうすぐドライフラワーに向いている紫陽花の綺麗な時期。
梅雨の雨の音をBGMにしながら、自宅でドライフラワーを作る。そんな優雅なひと時を体験するのはいかが?
TEXT BY エイリ 1984年生まれ 東京都出身 主婦
“彩り豊かに奥深い人生”をモットーに日々奮闘中。