5月・6月の結婚式やプレゼントに 爽やかなデルフィニウム
春が終わり、初夏の訪れを感じる5月。家の中にも夏らしい爽やかな色合いのブーケを飾りたくなる。
そんな季節のブーケにおすすめしたい花がデルフィニウムだ。青や水色、白、紫などの爽やかな色が特徴的なデルフィニウムは、家に飾って楽しむだけでなく、花嫁のブーケや贈り物にもよく選ばれる花だ。
今回は、デルフィニウムの特徴や花言葉について解説する。結婚式や贈り物としてふさわしい理由も紹介するので、プレゼントや結婚式のブーケの参考にしてみてほしい。
デルフィニウムってどんな花?
デルフィニウムは北半球を中心に分布している植物で、5月〜6月ごろに花を咲かせる。長い茎の先に穂のように密集して花をつけるので、見た目にもゴージャスだ。
あざやかで美しい色合いと豪奢な見た目から、花束、スタンドフラワー、アレンジメントフラワーに用いられることが多い。
目を引く青色はドライフラワーにしても美しく、スワッグやリースなどに重宝されている。
デルフィニウム自体が鮮やかな色なので、ブーケやアレンジメントにするときは、カスミ草やスターチスなど白色の小ぶりな花と合わせるのがおすすめ。。
可愛らしいデルフィニウムだが、花には毒があるので口に入れないようにするのはもちろんのこと、ペットや小さい子どもの誤飲にも注意が必要である。。
デルフィニウムが花嫁のブーケにぴったりな理由
室内に飾って楽しめるデルフィニウムだが、花嫁のブーケにもぴったりの花だということをご存じだろうか。
昔から、花嫁は青いものを身につけると幸せになるという言い伝えがあり、「サムシングブルー」と呼ばれている。デルフィニウムの鮮やかな青色は花嫁のサムシングブルーにぴったりだ。
特にデルフィニウムは5月〜6月が旬の花なのでジューンブライドにデルフィニウムのブーケはまさにうってつけと言えるだろう。
花嫁のブーケにデルフィニウムがおすすめされる理由は、単にブルーだからというだけではない。
デルフィニウムの花言葉は「清明」。とくに青色、水色のデルフィニウムの花言葉は「あなたを幸せにします」というものだ。結婚式や結婚祝い、プロポーズにぴったりの花言葉だ。
また、デルフィニウムの英名である「Delphinium」の由来は、イルカを表すギリシャ語の「delphis」だ。これは花の形がイルカに似ていることからつけられた名前だ。
ギリシャ神話ではある青年が海に落ちたところをイルカに助けられる。恩を感じた青年はイルカを獲ろうとする漁師たちを妨害。青年は怒った漁師に海に投げ込まれ命を落とし、それを悲しんだイルカたちは神に頼んで青年をデルフィニウムの花に変えてもらった、というエピソードだ。
このエピソードから、デルフィニウムには「慈悲深い愛」や「幸福を振りまく」という花言葉もつけられている。
見た目も華やかで、花言葉も愛や幸福にまつわるものが多いデルフィニウムは、結婚式のブーケとして愛され続けている。
プレゼントにも喜ばれるデルフィニウム
青いデルフィニウムの花言葉を紹介したが、白や紫のデルフィニウムにも花言葉がつけられている。
白のデルフィニウムの花言葉は「誰もがあなたを褒める」「可憐な瞳」。
紫のデルフィニウムの花言葉は「高貴」「上品」「優雅」「永遠」などがある。
花嫁だけでなく、目上の方へのギフトにもふさわしい花と言えるだろう。
ただし、ピンクのデルフィニウムに「心変わり」、黄色のデルフィニウムには「移り気」、赤のデルフィニウムには「ないものねだり」といった花言葉がついている。
ゴージャスな見た目のデルフィニウムは、赤やピンクだとよりいっそう華やかになりとても美しいが、花言葉を気にするのであれば避けた方が無難だろう。
デルフィニウムの和名は「飛燕草(ヒエンソウ)」という。東洋では古来より、燕は幸福の象徴であり、燕が巣を作る家には福が訪れるとされてきた。
福をもたらす花としてプレゼントするのも喜ばれるだろう。
デルフィニウムは初夏から夏にかけて流通している。涼しげな色合いのデルフィニウムは、暑い季節のお中元や暑中見舞いとしてもふさわしい花だ。
鮮やかブルーのデルフィニウムで初夏らしく
デルフィニウムの特徴や、花言葉について解説した。
愛や幸福といった花言葉のついたデルフィニウムは、花嫁のブーケやプロポーズ、親しい人へのプレゼントにぴったりの花だ。
もちろん、家に飾って、ブルーのデルフィニウムで初夏の風を家に呼び込むのもよいだろう。
本格的に暑くなる夏を前に、心地よく過ごせる5月や梅雨の6月を爽やかな気持ちで過ごすために、インテリアにデルフィニウムの花を使った装飾を取り入れることをおすすめしたい。
→デルフィニウムのリースの商品情報